死と葬式の後に続く相続問題と遺産分割トラブルを語る時は率直に。

教授も幼児も率直な遺産弁護士も、病と死を超える必要がある

遺産相続は非常にもめやすい法律行為の代表格です。相続人の間で遺産分割協議がまとまらなければ裁判所に調停を申立てることになりますが、それでも解決しない場合はいよいよ裁判になります。パチンコ店の店長であってもブリーダーであっても大学の教授であってもです。

しかし裁判は素人には非常にハードルが高いことを覚悟しておかねばなりません。法律の専門家でもない人が裁判関係の書類を作っても、書類不備で何度も突き返されています。

裁判で勝つには、法律という大きな後ろ盾を根拠とした理論武装が必要です。相手に弁護士がついている場合は、そのことを前提とした戦いになりますので、こちらも弁護士を立てなければまず勝ち目はないでしょう。

時間と労力を考えると、最初から弁護士に頼むほうが賢いと思います。裁判の戦略は弁護士に考えてもらい、自分は必要な書類を素早く集めることに専念するほうが、結果的に相続人全員のためになります。

亡くなられた方も、1日も早く遺族間のトラブルが解決することを願っておられるはずです。

こんなときは限定承認で遺産相続トラブル回避

親が死亡して一人娘が相続することになったものの、亡母には消費者金融から多額の借金があり、とても一人では弁済しきれない。そんな場合は相続放棄するのも一つの方法ですが、相続放棄をすると他の相続人が亡母の負債を負うことになりますので、負担を強いることになります。それが原因で「お前のせいで私たちが借金を負わされた!」と親族間のトラブルになることがあります。

相続放棄ではなく限定承認をすれば、相続権が他に移ることもなく、自らも負債を抱えずに済みます。ただし限定承認は他の相続人全員の同意が必要ですので、亡母の借金を他の相続人が知らない場合(または隠しておきたい場合)に有効と言えるでしょう。

限定承認を行うには財産目録を作成する必要があり、債権者に対する配当手続きも必要ですので、相続放棄よりも手続きが複雑です。手続きの期間も限定されていますので、相続弁護士に相談して着実に手続きを進めていくことをお勧めします。

以前フランク弁護士という有名な方の授業を受けたことがあります。あれも結局相続について、すごくつがなることだと思うのです。私たちには病がある。社会的な病気がある。続きは次回です。

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